12月13日に引き続き、12月14日(日)に水産会館で「36協定・夜勤の有害性を学ぶ」学習会を開催しました。朝から雪が降りしきる中、会場とオンライン合わせて28名が参加し学習しました。
前半の36協定について全労連厚生労働局長土井直樹さんより「36協定と労働法制改悪のねらい」と題しお話いただきました。36協定の基本的なお話と労働法制が改悪され、労働基準法が解体されると職場にどんな影響が出るか話し合ってみようということで、各グループごとに意見を出しあいました。「労基法が無ければ仕事中心の生活になり、適応できない人は辞めざるをえなくなるのでは」「8時間労働をもっと短くと運動しているのに、9時間、10時間と労働時間が増えていくのは納得がいかない」などの意見が出されました。
後半は「夜勤の有害性について」と題して、日本医労連の米沢書記長よりお話いただきました。日本医労連の夜勤実態調査でも長時間の2交代夜勤がほぼ半数まで増えてきていること、夜勤・長時間労働のリスクとして疲労の蓄積、睡眠障害、循環器系疾患なども報告されていることなどが話されました。正循環のシフトや夜勤回数の制限など健康リスクを最小限に留める取組が大事と話されました。その後、グループワークを行ない、「夜勤のリスクを職場全体で共有し、負担の少ない働き方を話し合っていく必要がある」「2交代、3交代といった議論ではなく、夜勤、長時間労働によるリスクを組合全体で認識する必要がある」などの感想が出されました。
その後、「夜勤規制と大幅増員」署名に取組む予定でしたが、悪天候のため中止としました。師走の忙しい中、2日間にわたり沢山ご参加いただき、ありがとうございました。
